9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

戦後最大の問題作を晩年の著者が病苦をおし、パソコンに向いながら、一字一句、全ページにわたって、書き直した、改訂決定版。

高さ四百五十メートルを誇る超高層タワーが銀座にオープンした。数万人が集まる営業初日、漏電による小火が発生。

伊豆・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。

第68回江戸川乱歩賞受賞作。 史上最年少、選考委員満場一致。

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。

西暦二〇XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

兄へのコンプレックス、大学受験、恋愛。進学校に通う下石貴樹にとって、人生の大問題とは、そういうことだった。

女子高生の梨乃はある日、記憶が短時間で消えてしまうことに気付く。この現象は全世界で発生し人類はパニックに陥った―。

老いて死期の迫った核物理学者から、カリフォルニアの地方紙副編集長ケン宛てに一通の手紙が届いた。

28歳の若き研究者、瀬戸口の計算式は、マグニチュード8規模の直下型大地震が東京に迫っていることをしめしていた。

首都圏に大異変発生！　都心を中心に、半径三十キロ、高さ千メートルにもなる正体不明の巨大な"雲"が突如発生、通信・電波・交通などあらゆる連絡手段が途絶されてしまったというのだ。

巨大台風が九州に迫る頃、カジノ誘致を目論む代議士の要請で、十一階建ての豪華クルーズ船が航路変更の上、強行出航した。

最大瞬間風速70メートル超。観測史上最大級の大型台風が三浦半島を直撃した。

国立公園の保安パトロール役・パークレンジャーのアンナが出動したのは、北カリフォルニアの国立公園の山火事の鎮火の仕事だった。

元陸自のパイロット・新居見充は平成南海トラフ大地震で家族を亡くした喪失感とともに生きていた。

関東某県酒河市一帯がいきなり異世界に転移(突変)。ここ裏地球は、危険な異源生物(チェンジリング)が蔓延る世界。

東京直下型巨大地震が、世界大恐慌を起こす。

突然崩壊した校舎に残された生徒達に救いの手は…! ? 『屋上ミサイル』の「このミス」大賞作家が極限状況の青春を描く感動のミステリー。

石黒耀が放つクライシスノベル第3弾! 富士山地下で、怪しげな低周波地震が頻発。そしてついに噴火の日を迎えてしまう。

話は学生時代、35年以上前にさかのぼる。

南アルプスで男女の死体が発見されたが、遺体は死後十日間で白骨化していた。

銀座第一消防署の消防士神谷夏美に非常招集がかかった。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作&70万部突破のベストセラー『生存者ゼロ』に続く“ゼロ"シリーズ、第3弾。

その町は、北海道の北部・天塩川の中流域にあった。明治の初期、農業を営む者は皆無の、不毛地帯であった。

もし、史上まれな強風を伴う超大型台風が日本を襲ったら。もし驚異的な雨が降っていたら。

名古屋で地質会社を営む明石真人は、東海・東南海地震の連続発生を予測。

超大型台風が上陸し、気象庁の田久保は進路分析や避難勧告を出すために奔走。

海底に眠る「日本」の遺跡が慰霊祭で映し出される。日本列島が海の底に沈んでから二十五年がすぎていた―。

九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と、乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と、息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人、避難所へ向かった。

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。